「老後破産」や「老後破綻」という言葉を最近、耳にすることありませんか?私にはまだ先だからピンと来ないって思う人、多少は「自分もそうなるかもしれない」と不安に感じる人もみえると思います。私は以前勤めていた金融機関で、高齢者の方が老後破産みたいな状態に陥って方をみています。今の時代、本当に老後破産は本当にあります!
老後破産するのは、この5つに当てはまる人です。
①住宅ローンの返済金額が大きい人
家を購入するとき、大きな金額の住宅ローンを借りてしまうと、毎月の返済が家計に大きくかかってきます。そうなるととても老後資金が貯められない状態に。最悪、「住宅ローン破産」もありえる時代です。特に注意してほしい人は、住宅ローンの返済が65歳以降も続く場合。年金生活に入ってからもローンの返済をしていくと、毎月の赤字額がかなり大きくなって老後破産になる可能性が高くなります。家を購入するときは、老後資金も準備することを忘れずにしてください。住宅と老後資金の2つを資金計画の中に組み込むことが大事です。毎月無理なく返済できる額で住宅ローンを計算して借入額を決めて、物件の予算を決めるようにする。そうすれば、ローンを返済しながら老後資金も少しずつでも貯めていくことができます。すでに今、住宅ローンの金額が大きくて苦しい人は、借り換えも検討も。早めに住宅ローンを完済することも考えて、繰り上げ返済もおすすめです。65歳までに完済するのがベスト。
②教育費にお金をかける人
「子どもにはいろんな教育を受けさせ、才能をつけさせたい」との思いが強い人。子供のためだからといってお金をかけすぎると老後破産に。塾や習い事などの費用は積み上げていくと、かなり大きな金額になります。何百万となっていきます。教育費にかける金額は収入の範囲でできるだけのことをする、と考えると赤字家計にはなりません。(ですが、この割り切りが一番難しいです。私にはできなくて…(>_<))
最近は晩婚・晩産の方も多くて、定年退職後まで教育費がかかる場合もあります。そうなると老後資金は厳しくなる可能性があります。計画的な老後資金づくりがなにより大事だと思います。
③子供の援助をいつまでもする人
卒業した子供をいつまでも、親が生活費を負担し続けている場合。老後生活は、夫婦二人でも毎月赤字家計なのに、そこに子供の生活費が加わると貯蓄の取り崩しも早くなり、老後破産へ加速してしまいます。今の時代は、子供には一日でも早く自立して生活をしてもらうこと。それが、親にとっても子供にとっても幸せにつながっていきますから。
④高収入なのに貯蓄が少ない人
収入が多い世帯は支出がかなり多いです。そのため、収入があるのに貯蓄ができていないパターンをよくみます。老後資産が貯められていないのに、老後も現役時代と同じような支出を続けてしまったら間違いなく老後破産してしまいます。(生活レベルを下げるのはかなり難しいですから)
収入が多い人は、定年後へ向けて家計を引き締めていくことが重要です。特に食費の見直しを。お総菜や外食中心になっていませんか?服やバッグ・靴がたくさんありませんか?趣味や旅行の出費が大きくなっていませんか?お金のムダを省きましょう。
⑤夫婦仲があまり良くない人
夫婦で家計を考えるとお金はすぐに貯まってきます。これから起きる人生のイベントをいろいろと話し合っておかないと、老後資金の準備も十分にできません。お互いの資産状況もある程度はわからないといろいろと困ってきます。それぞれ相手が貯蓄しているだろうと思っていたら二人とも貯蓄していなかった、という場合もかなりあります。老後資金づくりは夫婦二人で取り組み、資産額は世帯単位で把握することがベストです。今、夫婦仲がよくない人は、できるだけ早く関係を修復してください。熟年離婚はおすすめ出来ません。老後破産へ一直線になる率がすごく高いからです。
人生を最後まで、不安なく生活するコツは、シンプルに言うと、「身の丈を知る」ということなのかなぁ…と最近思います。無理をすると必ず後から苦しくなりますから。生活して生きていくには、お金と人間関係がとっても大事なことですよ。(≧▽≦)
【貯蓄できれる家計に改善コース】
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美風 詩織
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