セミナー等で、いろんな方に出会うことが増えました。最近は、女性の方から「美風詩織さんのように起業を考えてます」と問い合わせがあります。今の時代は、とても起業しやすい環境になってきていすね。いろんなところで起業セミナーなど開催されていますので、情報も入手できます。私も起業セミナーで勉強した一人です。ですが、起業セミナーなどでしっかりと教えてもらわなかったことがあります。それは「お金」のこと。なんとなくは教えてくれますが、現実の本当のお金のこと。夢=起業しても、現実は甘くないですから…。私は、ファイナンシャルプランナーですから、お金の怖さ?を感じています。起業をすると決めたときから、「ある程度のお金がないと夢は実現できない!起業は成功しない!」と思い、事前準備は計画し行動しました。「世の中、お金ではない。夢・愛が大事」と言いますが、現実には、ある程度のお金は必要です。あなたのビジネスモデルが形になったら、起業に必要な資金を確保しましょう。資本金0円でも起業はできます。業種・職種で0円から何千万円と変わってきますが。個人事業主は、税務署に開業届を提出するだけでスタートできます。費用は、0円。手続きも5分ぐらいであっという間です。開業届してスタートすればすぐに売る上げができ、収入が得られるとは限りません。現実は、自分の生活費を自分で賄わなければならないこともあります。つまり、「起業資金」と「生活資金」が必要だということです。
美風詩織として、おすすめする起業資金の考え方3つをお伝えします。
① どれくらいの起業資金が必要か具体的に考える
「起業資金ー自己資金=融資などで用意する金額」 自己資金だけでは不足する金額を把握します。起業後に資金不足にならないように、概算見積を作成してすすめてください。 起業資金は、「開業前の資金」「開業後の資金」に分けて考えてみてください。
【開業前の資金の例】
§ 店舗・事業所関係:敷金、礼金、仲介手数料、改装費、看板制作費 等
§ 設備費:机、椅子、パソコン、プリンター、電話、車、レジスター、棚、厨房機器 等
§ 備品費:ユニフォーム、食器 等
§ 広告宣伝費:チラシ、Webサイト、雑誌広告 等
【開業後の資金の例】
開業後、1ヶ月あたりいくら支出があるかで見積もりします。
§ 家賃・人件費・経営者の生活費・仕入れ代金 ・水道光熱費・通信費・広告宣伝費・借入れ返済額等
開業後資金の総額ができたら、数カ月分を開業資金としましょう。おすすめは、6ヶ月以上を用意しておくと安心です。 起業後すぐに安定した売上が上がるかは不透明です。その時、準備できた資金が少なければ経営に集中できません。安心して経営をスタートするためにも、現実的に見積もることをおすすめします。
② 自己資金を貯める
自分の蓄えの中で事業に回せる資金のことです。自己資金だけで起業できるのであれば、毎月の返済や利息が発生しないので、不安が少なく事業をスタートできます。起業時の資金に占める自己資金の割合を「自己資金割合」と言います。自己資金割合 = 自己資金 ÷ (起業に必要な資金)
起業時融資の場合の自己資金割合は平均3割程度(日本金融公庫「新規開業実態調査」)が理想。
すぐに経営が軌道に乗るとは限らないので、「生活資金」を6ヶ月以上確保しておくことをおすすめします。 起業資金が自己資金で賄えない場合は、適切な資金調達方法をとる必要があります。
起業後の融資は審査が厳しくなりますので、起業するタイミングで融資を確保することがポイントです。
起業時は、自己資金に加えて資金調達を行い、余裕を持って経営をスタートする方が、もしもの事態に対応できます。
③資金調達方法のおすすめ。
【自治体の起業支援制度】
各自治体が、起業家を支援する制度が準備している場合があります。低金利で融資が受けられる、税制面で優遇がある、新規事業に補助金や助成金を交付するなど、自治体によって支援内容はさまざまですので、開業を検討している地域で支援内容を確認してみましょう。返済の必要がない資金もあります。補助金や助成金は確実に確保できるとは限りませんが、申請できるものがあれば上手に活用してください。
【制度融資】
自治体のあっせんを受けて、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合から融資を受ける方法です。多額の資金が必要な場合は、民間金融機関に申し込むケースが多いです。信頼性が融資を受ける基準になるため、新規事業の場合は「信用保証協会」に信頼性補償を受けることになります。
【日本政策金融公庫】
少額の支援で、起業家を応援してくれる金融機関です。「新創業融資制度」を活用すれば、設立直後で事業実績がないビジネスに対しても、無担保・無保証で3,000万円(うち運転資金1,500万円)まで融資が受けられる可能性があります。
【クラウドファンディング】
インターネットを活用し、不特定多数の個人から出資金を集める方法です。共感を得られれば、多額の資金調達ができる可能性もあります。
起業して、継続運営ができるか?がとても重要なことです。私は、「世の中、甘くない」と思っています。ですが、「為せば成る」です。起業してすぐに軌道に乗らなくても、資金=お金があれば、いろんなことを試行錯誤して経営することができます。自分が本当にやりたかったことを仕事にできます。あなたの夢が形になり、充実感を味わい笑顔になります。私のおすすめの起業の一歩は「貯金から」です!(≧▽≦)
【起業を考えている女性のためのマネープランコース】
ブログ読んでいただいて、ありがとうございました。
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美風 詩織
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