先日、保険の相談である方からこんなことを言われました。
「もうすぐ、二十歳になる息子の生命保険は必要ですか?知人は加入したみたいなんですが。養老保険なら考えてみてもいいかなって思いますけど」と。
私は、母親であるA様にお聞きしました。
「息子さんの保険に何を求めてますか?」
Aさんは、即答されました。
「お金が貯まること。そしてなんかあった時に保険金がもらえること。この保険料は私が払うから。息子が働くようになったら後は自分で考えて生命保険をやればいいから」
お子さんの生命保険を選ぶ時にそう思う方、たくさんお見えです。
ですが、ご自身が若いころから病気をされた方は、お子さんに終身保険を加入されます。
本当の生命保険の意味を感じて見えるからだと思います。
本当に、今の若いうちからの終身保険は必要でないでしょうか?
若いうちは養老保険の方が得でしょうか?
生命保険をすすめる営業の人は一般的に、養老保険をすすめます。
どうしてか?
まずは、保険料が安いこと。そして、親・祖母に簡単に契約してもらえるから。
金利の良い時代ならそのような保険契約でも、支払った保険料より多く満期金が戻ってくるから、得でした。
ですが、今の時代は、得する保険はありません!すべての保険が、かけ損です。
何のために生命保険に加入するか?です。
せっかく、二十歳のお子さんに生命保険の加入を検討されるのであれば、もう一歩踏み込んで考えてみませんか?
10年後ぐらいにお金が必要なら、貯金で貯めませんか?自動引き落としの定期貯金などで。
生命保険は、病気・怪我がない時しか加入できません。若いからこそ、事故のリスク高いですし。
お子さんは、社会人になれば生命保険の知識がすぐに備わると思いますか?
生命保険の知識は、金銭教育の1つです。親御さんがお子さんに教えてあげることが大事だと思います。
親が保険をかけてあげたのではなくて、きちんと生命保険のことを教えてあげて、そして自分自身で行っていくように導いていくのがベストです。
中には、親御さんが保険の契約者となり、お子さんが社会人になったら、その保険を契約者変更して渡し、お子さん本人に管理させるそんな親御さんもみえました。
私は、生命保険は一つの財産だと思っています。それぐらい大事なことです。
養老保険は、満期がきたら保険金をうけとって医療保障などは切れてしまいます。
その時に、お子さんは健康体ですか?収入・給与は上がってますか?
終身保険は、保険料払い込み満了まで長いですが、医療保障は死ぬまであります。
保険料がずっと変わらず同じままの保険もあります。
満期はないですけど、かけた保険料がストックされていて、もし現金が必要な時は低金利で貸付をすることもできる保険もあります。このタイプの終身保険は、将来もし生命保険として必要でなければ解約して解約返戻金が受け取れます。もしもの時に選択する余地があります。
終身保険は定期保険と比べて保険料金は高いです。解約返戻金は要らない!と割り切ると、掛け捨て終身保険があります。このタイプだとかなり保険料金が安くなります。
若いうちからすごくいい保険、フルセットの保障がついてる保険は加入する必要はないかも?と思います。保障をあれこれつけると特約保険料がつき、保険料金が高くなります。シンプルな生命保険で、一生の保障の確保を。(公的社会保険制度の不足部分を補う保障で)
毎年毎年、保障の良い生命保険が販売されます。
掛け捨ての保険(共済保険など)は、必要な時に追加することもできますから。
親御さんの子供のことを思う気持ちを、お子さんの将来につながるような形で、生命保険を選択してみてくださいね。
私も息子を生命保険に加入させるときに、いろいろと話ました。
その息子に「僕のこと心配なら、お金を残してくれたらいいのに…」と。そんなことは出来ません。
親が子供にまとまった現金をあげたり残すと為にならないってことを、金融機関の現場で見させていただきました。子供に残すのは、親の思いと、知識、知恵が一番もめずにすむものだと感じました。
皆さんも参考にしてくださいね。(≧▽≦)
ブログ読んでいただいて、ありがとうございました。
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美風 詩織
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