現在、多くの人が年金の先行きに不安を抱えています。そこへ金融庁の金融審議会が「95歳まで生きるならば…。」の報告書を発表しました。政府は大騒動になったため取り下げました。「やっぱりか」と思った人も多かったです。
① 老後資金2000万円問題」とは?
国は、国民に「自助努力」をするように促しています。自分らしく生きるには自分である程度生活できるように行動することがとても大事です。老後資金がない、どうしようと思った時、持ち家を持っていたらこんな方法でお金を確保できます。
<リバースモーゲージとは>
・高齢者が居住している住宅や土地などの不動産を担保として、銀行でお金を借りること。
・借入金は、一括または年金の形で定期的に銀行から振り込まれます。
・借入金は、契約者(所有者)の死亡時等に担保不動産を処分し、元利一括で返済します。
<リバースモーゲージの特徴>
・金融機関からの借入れ担保は不動産であるが、返済が契約者死亡後となる
・毎月の返済は金利のみ
・契約対象者は55歳~65歳以上の高齢者である
貸付利息=金利は毎月の支払うこととなります。元金は契約者の死亡時に担保である不動産を売却して、一括返済する仕組みです。住宅ローンとは大きく違います。
<リバースモーゲージのメリットとデメリット>
個別相談で最近多い相談は、「老後のお金」。現在は、老後を生き抜くための準備を個人でもしないといけない時代と変わってきました。今からひと昔、20~25年前はあまり気にしてなかったテーマだったと思います。私の親世代(現在、70後半~80代)は、老後どんなことしよう、どこに旅行しよう…。と老後を楽しみにして現役世代に働いていました。そこで私は、お会いした方々に「老後準備」としてお伝えしていることがあります。その対策は、3つです。*老後破産しないための対策 3つ
①支出を抑え、お金を貯める=家計の見直しをしましょう
老後破産しないためには、計画的に老後資金づくりをしていくことが重要です。住宅ローン、教育費でお金の余裕がないという人は、家計を見直しましょう。
・住宅ローンの借り換えを検討する
・ムダな保険に加入していないか
・携帯電話・スマホの料金を安くできないか
・食費や光熱費のムダ使いはないか
人生を最後まで、不安なく生活するコツは、シンプルに言うと、「身の丈を知る」ということなのかなぁ…と最近思います。老後破産するのは、この5つに当てはまる人です。
①住宅ローンの返済金額が大きい人
家を購入するとき、大きな金額の住宅ローンを借りてしまうと、毎月の返済が家計に大きくかかってきます。そうなるととても老後資金が貯められない状態に。最悪、「住宅ローン破産」もありえる時代です。特に注意してほしい人は、住宅ローンの返済が65歳以降も続く場合。年金生活に入ってからもローンの返済をしていくと、毎月の赤字額がかなり大きくなって老後破産になる可能性が高くなります。家を購入するときは、老後資金も準備することを忘れずにしてください。住宅と老後資金の2つを資金計画の中に組み込むことが大事です。毎月無理なく返済できる額で住宅ローンを計算して借入額を決めて、物件の予算を決めるようにする。そうすれば、ローンを返済しながら老後資金も少しずつでも貯めていくことができます。すでに今、住宅ローンの金額が大きくて苦しい人は、借り換えも検討も。早めに住宅ローンを完済することも考えて、繰り上げ返済もおすすめです。
「老後破産」や「老後破綻」という言葉を最近、耳にすることありませんか?私にはまだ先だからピンと来ないって思う人、多少は「自分もそうなるかもしれない」と不安に感じる人もみえると思います。私は以前勤めていた金融機関で、高齢者の方が老後破産みたいな状態に陥って方をみています。今の時代、本当に老後破産は本当にあります!
*「老後破産」、「老後破綻」はなぜ起きるの?か。
多くの人は、現役時代の収入は毎月の給料とボーナスです。そこから生活費などを支出して、残ったお金を貯めている。収入の範囲で支出を抑えて生活している人がかなり多いのが現状です。定年退職すると、収入のメインは国の年金(公的年金)になります。その金額は一般的には現役時代の収入を大きく下回ります。ですが、生活費はそれほど下がるわけではありません。そうなると、支出が収入を上回り、家計は赤字という状況になります。実際にデータを見てみると、高齢者世帯の家計は毎月赤字であることがわかります。
老後の貯蓄を考える時、できるだけ手堅くコツコツと準備することをおすすめします!リスクの高い金融商品に安易に手を出すことはおすすめできません。今の時代、預貯金の金利がほとんどつかない状態ですが、老後の資金はできるだけリスクを抑えた金融商品で備えましょう。おすすめは、税制上の優遇措置がある「財形年金」です。もう一つは「 iDeCo」です。「個人が自助努力で老後資金を作ることを支援する制度」として2017年1月に国が導入した個人型確定拠出年金(iDeCo)。
個人相談をさせてもらってると、よくこんな質問・意見を求められます。
「美風詩織さん自身は、どのように老後資金の準備をしていますか?個人的な意見として聞かせせてください」と。
皆さん、とても興味があるみたいで…。その時は「あくまでも参考例として聞いてくださいね」と念をおして話をしてます。
私は、専業主婦からFPとなり、金融機関でいろんな金融商品を第一線で営業してきました。私は「自分で実践・体験しないとわからない。口先だけの知識で営業するのは嫌」という信念でした。ですから、勉強して覚えた金融商品はだいたい契約・取引をしています。どの商品もメリット、デメリットがあります。楽して得する、儲かる金融商品はありません。(金融機関が手数料収入で儲かるだけです)リーマンショック事件の時、私の投資信託のお金は、3割しか残らなかったです!これらのいろんな経験が、今の私の資産形成の考え方を作りました。
私の老後の資産づくり・貯蓄の考え方は、お金を守り、育てること。子育てと同じだと思ってます。
<守り>本当に必要なものしかお金をかけず、貯金する。そしてある程度のお金は、<育てる>資産運用をする。お金が育つ環
今の時代、「老後の生活を自分で何とかした方が良いのかな?」と思う方が多くなってきました。
マスコミ情報でも、よくテーマになる話題ですから。ご自身の将来のために、検討することはおすすめします。
ですが「お金のことだから、金融機関の人に相談しよう!」と窓口に行くのは、ちょっと待ってください。
どの金融機関も「老後は心配でしょ?老後資金を作りましょう。貯金より利回りが良い金融商品があります」の甘い言葉の声かけばかり…。
通帳にまとまったお金・退職金があると、応接室などにとおされて「良い金融商品(外貨建て)、資産運用が必要です」と盛んにすすめられます。この言葉をそのまま信じると老後の資金は危険?老後破綻の引き金をひく始まりかも!?
老後の資金というと、退職金?と思われる方が多いでが、実は安定して支給される年金がとても大切なんです。
自営業の人は、会社員の人と違って、厚生年金などが支給されないので、それに代わるもので年金を補うことをおすすめします。
自営業の人が、年金支給を補うために準備する手段として、押さえておいてほしいポイントは…。
*終身で支給されるもの
*給付金が確定してるもの
*税制優遇されているもの など。
老後のライフプランを作って確認してみたら、「本当に老後の資金が足らない…。」と気付いたら、老後資金を確保することを考えましょう。
おすすめの<老後資金を確保する5つの方法>を提案します。
*定番の給料口座(定期収入)からの、自動積立貯金・給与からの財形貯金。毎月1000円からでもスタート。
*小銭貯金・○○○したつもり貯金をする。とにかく貯金箱にお金をいれて貯める癖をつける。
*家族との価値観・自分の価値観を改めて確認してみる。何にお金をかけるのか?教育費・住宅・介護など。理想を言えばどんどん費用はかさんでいきます。自分が苦しくなるような理想は修正した方が良い時もあります。
*収入以上にお金を使わない!生活をすること。<鉄則>